
子宮体がん
発生や進行に女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が影響を与えていると考えられ
ています。このため、未婚、未妊、卵巣機能不全、肥満、高脂血症、糖尿病などの人はエス
トロゲンが子宮内膜に働いている時間が長くなるため、子宮体がんのリスクを高めるといわ
れています。
子宮体がんの場合も、前がん病変として子宮内膜増殖症が注目されています。
現在、子宮内膜増殖症は4つに分類されています。
◆単純型子宮内膜増殖症
◆複雑型子宮内膜増殖症
◆単純型子宮内膜異型増殖症
◆複雑型子宮内膜異型増殖症
このうち子宮内膜異型増殖症複合型は子宮体がんの前段階と考えられており、このタイプの
増殖症が、がん組織と共に存在していることもしばしば認められます。
これ以外の3つの増殖症は、いずれもがん化の確立は低いと考えられています。 また、近年
の食・生活習慣の欧米化、ストレスや喫煙・環境ホルモンによる活性酸素の増加などが子宮
体がんの増加を促す要因となっています。
早期発見であれば完全に直るものなので、年に一度ぐらいの頻度で定期検診を受けるのが
対策のひとつです。
子宮頸がんの要因である感染症を防ぐために身体や局部を清潔に保つことも予防対策にな
ります。また、日常の生活習慣や食生活と子宮がんは、密接な関係にあるといわれています。
生活習慣では禁煙、アルコールの過剰摂取をしない、バランスのとれた食事する、暴飲暴食
を避ける、適切な運動・休養をとり、ストレスをためない工夫を心がけましょう。
特に食べ物では、高塩分・高コレステロール食は避け、繊維質・緑黄色野菜・魚類や、がんを
抑える作用があるといわれる大豆食品をたくさんとるようにしましょう。
また、近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く含む食品を摂ることも有効ながん予防策です。活性酸素を消去する物質としては体内で作り出される抗酸化酵素と
食事等から摂取する抗酸化力のあるビタミンA・C・E・B群やポリフェノール・カロチノイド、大豆
イソフラボンなどがあります。
子宮がんは早期発見・早期治療が重要で、初期段階では自覚症状のない場合が多いこの病気は、早期発見のためにも定期健診を受けるということが大変重要です。特に子宮頸がんは、早期に発見して治療すれば、ほぼ100%治るがんだといえます。