膀胱は内面がやわらかい粘膜の袋で、尿の貯蔵庫です。
膀胱炎とは、膀胱内に大腸菌などの腸内細菌が侵入・繁殖することで炎症が起こる病気の
ことです。また、膀胱で貯められている尿には少量の細菌が混じっていて、それがどんどん
繁殖すると膀胱炎になります。成人女性に多く、一般に抗生剤の内服で容易に治癒します。
症状として、
●頻尿
●排尿痛(特に排尿後の下腹部痛)
●残尿感
●尿の混濁
●血尿
などがあります。悪寒とともに発熱があっても軽度ですみます。
腰痛がある場合は、炎症が腎臓に波及し腎盂腎炎になっていることがあります。
腎盂腎炎は膀胱炎と同様に成人女性に多く、細菌が腎臓に感染することにより発症します。
多くの場合、膀胱炎が先行し、発熱、患側部の腰背部痛または殴打痛を伴います。
軽症の場合は、抗生剤の内服と水分摂取、安静で治癒しますが、発熱、脱水症状が強い
場合には入院を必要とします。
小児で腎盂腎炎をくり返す場合には、膀胱尿管逆流症、腎盂尿管移行部狭窄症などの先
天性疾患の可能性もあります。
腎臓、膀胱および尿道に細菌の感染が起こり、炎症を起こすことです。
一般に腎盂腎炎は、膀胱炎を起こした細菌が腎臓のほうへ逆流し起こりますがまれにその
他の部位の病巣から細菌が流れてきて起こることもあります。
膀胱には細菌に対する抵抗力がありますが、病気をしたり、疲れているときなど抵抗力が弱
くなった場合に発症しやすい傾向があります。特に女性は尿道が短いため、男性に 比べて
発病しやすいようです。
身体の抵抗力・免疫力を落とさないことや尿をあまり長い時間がまんしない様にし、下半身の
冷え、過労に注意し、バランスのよい食事を心がけ水分を多めに取りましょう。
特に女性の場合、生理の時にこのような注意が必要です。