乳がん

乳房には、乳腺という乳汁を分泌するためのものがはりめぐらされており、この乳腺にできる
悪性腫瘍が「乳がん」です。

乳癌は、女性のがんとしては胃がんについで3番目に多く、年々増加の一途をたどっています。
40〜50歳代の女性に最も多く、なかには20歳代で発病する場合もあります。

家族で乳がんになった人がいる場合はリスクが少し高くなります。

乳がんは、進行するとわきの下のリンパ節に転移したり、血流にのって肺や骨など他の臓器に
遠隔転移を起こしやすいですが、早期発見すれば治癒率が非常に高いがんでもあります。早
期発見には定期的な検診が重要です。

乳がんの代表的な症状は、5mm〜1cmぐらいの乳房の硬いしこりです。乳がんが乳房の皮
膚の近くに達すると、皮膚がへこんだり、皮膚が赤くはれたりします。乳頭がしこりの方へ引っ
張られる、乳頭・乳輪にしつこい湿疹ができるなどの症状も見られます。
また、炎症性乳がんは、しこりをつくらず乳房表面の皮膚がオレンジの皮のように赤くなり、痛み
や熱感を伴うことがあります。

原因


乳がんの発生には女性ホルモン(エストロゲン)の関与が大きいと考えられています。
すなわち、女性ホルモンの影響下で乳腺の細胞が活発に増殖分裂を繰り返し、その結果がんの
発生につながっていると思われます。

そのホルモンの分泌を促す要因としては、タンパク質や脂肪を摂りすぎる欧米型の食事や、その影響である肥満、生活習慣、ストレスや喫煙・環境ホルモンによる活性酸素の増加などが挙げられます。
また、初潮が早い、閉経が遅い、出産をしていない、高齢初産などのタイプの人にがんが起こりやすいといわれています。

予防

日常の生活習慣や食生活と乳がんは、密接な関係にあるといわれています。

改善できる生活習慣では

禁煙
お酒を飲みすぎない
バランスのとれた食事をする
食べすぎない
適切な運動や休養をとる
ストレスをためない

などの工夫を心がけましょう。

特に食べ物では、高塩分・高コレステロール食はホルモンのバランスを崩し、肥満の原因になるので避けて、繊維質・緑黄色野菜・魚類や、がんを抑える作用があるといわれる大豆食品(豆腐など)をたくさんとるようにしましょう。

また、近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く含む食品を摂ることも有効ながん予防策です。
活性酸素を消去する物質としては体内で作り出される抗酸化酵素と食事等から摂取する抗酸化力のあるビタミンA(β―カロチン)・C・E・B群やポリフェノール・カロチノイド、大豆イソフラボンなどがあります。

乳がんは早期発見がとても大切な病気です。自己検診の方法を覚えて、毎月1回、定期検診も重要なことです。


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