慢性胃炎
慢性胃炎は、2種類に分類されます。
【随伴性慢性胃炎】
胃の粘膜に長びく異変が生じた病気で、胃がん、胃・十二指腸潰瘍などの病気に伴って起きる。
【特発性慢性胃炎】
ほかの病気もなく炎症だけが起きる。
主なものは胃もたれ感、胸やけ、げっぷ、鈍い胃の痛みなどですが、中には、食欲不振や全身倦怠感を訴える人、吐き気や嘔吐、吐血などに悩まされる人もあり、症状は人により様々です。
このような症状は、胃粘膜が萎縮し変化していく過程で、炎症が起きたり、びらんができるために起こります。これらの症状が何年も続くと、精神的な不安感が起こり、それが頭痛や不眠などの神経的症状を引き起こすこともあります。
また、胃粘膜の萎縮も、加齢によって進みます。老化現象の一つとして40歳代、50歳代以降の人に、多くみられる病気です。
胃部レントゲン検査によって胃粘膜の萎縮の状態や範囲を調べ、内視鏡検査を行って胃内視鏡検査によって胃粘膜を直接観察します。胸やけ、腹痛、食欲不振、胃や腹部の不快感などを感じたら、できるだけ早く消化器内科での受診をおすすめします。

胃粘膜や胃液分泌腺が萎縮する原因は、はっきりとは解明されていません。ですが、特発性慢性胃炎の場合は
●暴飲暴食
●香辛料などの刺激物やカフェイン類を含んだ飲料の摂りすぎ
●薬物の服用
●喫煙
●不規則な生活
●寝不足
●ストレス
などが誘因として挙げられます。 また、胃の粘液の中に生息しているヘリコバクター・ピロリという細菌がつくりだすさまざまな物質によって、粘膜が刺激を受け胃炎を起こすこともわかってきています。

暴飲暴食をつつしみ、香辛料、タバコやアルコール、早喰い、不規則な食事を控え、ストレスをためないことが大切です。
胃が炎症を起こしている場合には、とにかく胃を休めましょう。
水分はぬるま湯や番茶、スポーツ飲料などで十分に補給するようにしましょう。野菜や果物に含まれる、ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンP・ビタミンU・ミネラルは、炎症を抑える効果があるのでバランスよく摂るとようにしましょう。