ビタミンAは、大きく2種類に分けられます。
●初めからビタミンAの形になっている「レチノール」
(動物性食品に含まれる)
●体内に入ってから必要な分だけがビタミンAに変わる「カロチン」
(植物性食品に含まれる)



























♪♪ レチノール ♪♪
レチノールは小腸でそのまま吸収されます。そのため、過剰に摂り過ぎると
体内に蓄積し、肝機能障害や頭痛などの過剰症を引き起こす心配があるの
で、注意が必要です。
♪♪ カロチン ♪♪
カロチンの中には、α-カロチン、β-カロチン、γ-カロチンがあります。
なかでもβ-カロチンがカロチンの大半を占めています。
β-カロチンは体内でレチノールに変換され、プロビタミンAと呼ばれるようにな
ります。
レチノールは小腸でそのまま吸収されますが、β-カロチンはそのままだと10%
足らずしか吸収されません。レチノールへの変換は小腸で吸収されたあとに行
われるので、吸収率が低いと利用できるビタミンAの量も少なくなってしまいま
す。β-カロチンは油と一緒にとると吸収率がよくなるので、料理の際は脂肪分と
組み合わせて取ると効果的です。 



























ビタミンAは脂溶性のビタミンです。レチノールでとると過剰症の心配がありま
すが、β-カロチンの形でとれば、小腸で吸収された後に必要量のみレチノール
へと変換されるだけなので過剰症の心配はありません。
β-カロチン自体は脂肪組織や肝臓で蓄えられ、大量に摂取しても過剰症の心配
はありません。手の裏や足の裏がまれに黄色くなるといった程度の報告もありま
すが、これもよほど大量に摂取しつづけない限り問題ないでしょう。
ビタミンAの働きとして、
★皮膚や粘膜を正常に保つ
★目の機能を保ち、暗順応、視覚機能低下の予防
★β-カロチンが活性酸素を除去する
があり、またβ-カロチンの働きとして
★動脈硬化の予防
★シミやソバカスの防止
★がん予防
があります。 



























<摂取量の目安>
男性:2000IU(600μgレチノール当量)
女性:1800IU(540μgレチノール当量)
<多く含まれる食品>
にんじん、かぼちゃ、さつまいも、ほうれんそう、まぐろ、レバー、うなぎ、乳製品、卵